How Beautiful (with PIANO) - さかいゆう


How Beautiful (ライブ盤) - さかいゆう

なんて美しいんだろう。自分はいつも変態的な音楽の楽しみ方をする。

土岐麻子さんのこの曲をさかいゆうが歌っただけで好きなのに、How Beautiful (with PIANO)というバージョンがCDに収録されています。

今まで知らなかったのですが、このバージョンのサビで、How Beautiful 〜♪って歌うところにディレイ(?)のようなものがかかってるんですね。そこだけ深く反響する感じがなんて美しいんだろう。Bメロの出だしにも若干かかってますね。

誰もが気付かないようなところでしっかり音作りをする作曲家の人の頭のなかってほんとどうなってるんだろうといつも興味津々なんだけど、自分はそこまで辿りつけなくて作曲をやめてしまった。

この音とこの音が交じり合うと気持ち良いとか、出過ぎている周波数はどれだとか、リバーブ処理、空間表現とか。

考えだすとキリのないくらいバランスを取るということは様々な要素が交じり合っていて、ボーカルが乗って一つの楽曲が出来上がるということがいかに難しいのか。それを適当にしてよく聞こえる楽曲は出来ない。

「日本人はポップスのアコースティックギターの音を前面に出してくるけど、これには何か意図があるのか」とか「日本公共広告機構 ACのエーシーっていうあの音が完全にB・Dだろう」とか「大文字踊りの振付はなぜきっちりした16小節 や 32小節の枠組みに収まらないのに誰も突っ込まなかったのだろう」とか「オーケストラの配置は生楽器がフロアで一番よくバランスよく聞こえるように計算されてできているのか」とか「DAWのドラム音源は、リアルの生ドラム録音の時にマイクを何本も立てた時の、他の楽器の音を拾うのを再現してるのだろうか」とか、そんな変なことばかり考えている。

そんな変なことを考えている人と一緒にお酒を呑んだら面白いのだろうなっていつも思うのだけど、こんな変態的な音楽の楽しみ方をする人と合う考えの人には出会ったことがない。
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