FUJIFILM X10 - 富士フィルムの発色傾向

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このブログを始めた当初はほんとにカメラに興味を持つなんてまったく考えてもいませんでした。そもそもデジカメを買った理由が、カフェなどで携帯のカメラ音がするのが気になったからというただそれだけの理由で、画質や発色なんて考えたこともありませんでした。

カシオ、キヤノン、ソニー、そして富士フィルムと今まで買ったデジカメは実は全てメーカーが違います。色々なブログを見て個人的主観で傾向をまとめるとこんな感じ。

キヤノン
風景写真やポートレート。派手過ぎないカラーリングで現実とイメージが近い。

ニコン
子供写真。明るくかわいい写真。ハイキーが似合う印象で、彩度が高く全体的にキラキラしている。

オリンパス
発色濃い目。シャープネス高め。はっきりくっきり。 (ただしフィルム時代は柔らかい印象)

パナソニック
写真というより塗り絵のようなイメージ。色が誇張されている感じを受けます。

ソニー
発色地味目で落ち着いた感じ。彩度をあげるとすぐ色が飽和してしまう印象あり。

富士フィルム
色のバランスがよくフィルム的イメージ。主張する絵なのに、全体的に柔らかく見てて飽きない

リコー
初期設定ではあまり主張しないように見えるセッティングのように感じますが、とにかく好みに合わせて設定をいじれるので、自分好みのカラーは出せそう

シグマ
描写力が他のメーカーと桁違い。建物なんかを撮る分にはよさそうですが、人物撮影だと嫌われそう。


発色っていうのはスペックで現れてこない部分なので、たくさんの作例を見て好みを掴むしかないと思います。個人的にずば抜けて好きな発色が今使っている富士フィルム、続いてニコンでしょうか。自分が欲しいのは、現実に忠実なものを写せるカメラではなく、記憶の中で残っている雰囲気を記録できるカメラなんでしょうね。

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よく周りの人にどのカメラで撮っても写るんだから変わらないだろうと言われることがあるのですが、個人的にどれを使うかっていうのは大事です。このカメラだったら理想に近い写真が撮れるという安心感は、写真を撮る時のモチベーションアップにも繋がります。「写真」が好きなのか「カメラ」が好きなのかって言われると、やっぱ「カメラ」が好きなんだろうなぁ。

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今回はWBシフトをやや標準よりにしてみたのですが、これだけだとよくわからない。

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水に浮かんで真っ白に反射する葉っぱと、茂みの中の緑の葉っぱ。

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水の近くまでいけるようになっています。

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トンボ。

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トンボ池。

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どうやらこの先は立ち入りできないらしい。自分がハイキーが好きなのでハイキーよりで撮ってしまうのだけど、富士フィルムのカメラはローキー気味に雰囲気残して撮るほうが多分しっくりきますね。

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道端の花を。ちょっとゴチャッとしてしまいましたが、こういう雰囲気の写真たくさん撮ってみたいなぁ。
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コメント

こんにちは。
各社とも色だけ見てもそれぞれ良い所がありますよ。
メーカー分けよりも時代やシリーズ毎に印象は結構変わります。
機会が有る度に先入観を捨てて色々触ってみるのが良いと思いますよ。

私も含め周りの人の情報は、
良い事も悪い事も常に自分にとっての答えではありません。
嫌いなメーカーがある人は悪い部分だけを言っているでしょうし、
好きなメーカーがある人は好きな所を拡大して伝えているかも知れません。

ちなみにパナソニックが塗り絵だったのは10年前の参入時の頃だけです。
ライカのOEMを作るようになってからリコー並に落ち着いた絵作りになりました。
リコーは青、パナは紫、ソニーはオレンジと、各メーカーの傾向はありますが
今の時代の高級機以上のカメラならばある程度操作可能な場合が多いです。

「ソニーやパナはカメラじゃない」とは昔からのカメラファンが良く言う言葉ですが、
今のデジタルカメラの中身はその殆どがテレビカメラやビデオカメラの技術です。
一眼ではペンタプリズムやミラーボックスの要らないミラーレスになってから、
特許の縛りが消えビデオカメラの独自技術が存分に生かせるようになりました。
それでソニーとパナソニックは更にデジタルカメラ事業に力を注げるようになりました。

オリンピックの映像は全てパナソニックのカメラですし、
この30年以上のテレビ映像の殆どはソニーのカメラとレンズを通した映像です。
テレビ等の映像で使われるレンズではフジノンやキャノンも勿論多いです。
一眼ならソニーの中身はミノルタの技術でもありカールツァイスのレンズです。
パナソニックは中身もレンズも現状のライカと同じ物とも言えます。
また広告撮影で信頼を得ている中版で有名なペンタックスも忘れてはいけません。

これらの情報も良くも悪くも色にしかなりませんが
初めからの色眼鏡は実際のホワイトバランスを狂わせてしまいます。
好き嫌いが既にあるならそれも良いと思います。
沢山のメーカーを直に触って確かめて見ると、
自分がどんな部分やどんな所が好きか分かって楽しいかもですよ。
最近新機種も各社から続々発表されていますが
先ずは偏りなく触ったり知らべて見ると面白いと思います。

カメラってホント面白いですよね(^ ^)
同じ設定でも自分の気持ちだけでも撮れる写真が変わりますし(^ ^)
ある程度弄れるカメラもって撮るぞって時はフルオートだと物足りないがなーんにも考えたくないときはフルオートって何て便利なんだろうと思ったりw

>> shingoさん

あくまでブログから感じるイメージなので
それが標準の色合いとは限りませんから
自分の感じ方の世界を出ない各社のイメージです。

パナソニックはミラーレスよりもコンデジの
印象が強いので塗り絵っぽく感じるのかも
しれません。極端に鮮やかにするハッピーカラーは
シチュエーションによっては結構楽しそうだなぁと思っていますよ。

OM-DとPENを触っただけでも印象が違うように
先入観だけで判断しているわけではないのでご安心を。
発色の好みは人それぞれ違いますし、
人が好きなカメラを否定する意味もありません。

すっかり書き忘れてしまいましたが、Pentax K-5で撮られた写真も好みの
雰囲気が多いですね。

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>> garbonaraさん

高級コンデジだと無理やりボケ味を作るために
絞り優先使いますが、センサーサイズ
大きいカメラだとPモードが意外と便利な
感じがしますね。サクサク撮れる感覚って
状況によってはすごく大事です。

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そうでしたか。
それにしてもやはりX10のお写真が良いです。
発色もボケ具合も色のバランスもとても綺麗です。
本当はそれが言いたかっただけなのですが。
センスの部分も多いと思いますがX10は持ってみたいですね。

個人的にX-E1は値段も見た目の完成度でも大きさの面でも
今回の新製品群で実物見るのが楽しみなカメラの一つです。
ご予約済ということで先々も期待して楽しみにしております。

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