Beelink SER5 に EndeavourOS LXQtをインストール (4Kディスプレイ環境)

screen.jpg
使用想定:ブラウジングのみ。ファイル管理が必要なもの、その他ソフトについてはWindowsを使うのでブラウザが動けばOKという割り切った環境。


XfceからCinnamonにデスクトップ環境を変更しましたが動作が重い気がしたので、ノリでLXQtに変更してみました。

Beelink SER5は現在メモリ換装して、12GBで運用。Ryzenを使用するとメモリがシステム側に持っていかれるので、実質9GBくらいになります。

よくわかりませんがLXQtは、GUIツールキットQtを用いたデスクトップ環境であるようで、同ツールキットを用いたものはKDEになるようです。その他の主なデスクトップ環境はGTKを採用しているとのことですが、Qtのほうがマルチプラットフォームを意識されたものになっているようですね。 (※詳しくないので間違っていたらごめんなさい)

[Linux操作が詳しくない人が書いています。基本を知らずに適当にいじっているだけですので、何が起こっても責任を負いません]

QTerminalで括弧内を入力
「yay」
公式リポジトリとAURの更新。yayだけ入力すると-Syuをつけたことにする (エイリアスという機能)らしく、入力に手間がありません。また、sudo pacman -Syuを実行したのと同様の内容も見てくれるようです。

コマンド操作に慣れていない人でも、 -S がインストール -Rsがアンインストール、-Ssでソフトを検索だと覚えておけば大体の操作が出来そうです。

「yay -S noto-fonts-cjk noto-fonts-emoji」
日本語フォントを入れます。noto-fonts-emojiを最初は入れていなかったのですが、入れることでWEBページの文字化けが解消されました。

「reboot」
フォントがない環境では盛大に文字化けしますので、先に再起動します。

「yay -S brave-bin」
ブラウザをインストールします。最近ブラウザはChromeでなくBraveを使っています。

「yay -S fcitx5-mozc fcitx5-im」
日本語環境を最初にインストール。最初はmozcのほうだけ入れたのですが、imのほうが入っていないと文字入力の際に変換確定するまでブラウザ検索窓等に文字が表示されず不便です。

「yay -S kate htop neofetch」
大体のソフトはもうインストールされているので、上記ソフトをインストールします。

テキストエディタは初期状態ではfeatherpadが入っていますが、タブが表示されるテキストエディタは好きではないので、kateを入れて、そこに同時にインストールされるKWriteを使います。KWriteはQtを使うようです。

htopは、メモリの監視時によく使っています。LXQtのクイック起動にアイコンを登録して一発で立ち上げることが出来るので入れています。ブラウジングしかしないのでメモリが9GB程度もあれば枯渇心配はないのですが、単純に自己満足ですね。LXQtはクイック起動にソフトを登録するときに少し癖があるようで、アプリケーションメニュー (Windowsで言うスタートボタン)から該当ソフトをD&Dで登録が出来るのですが、少し違う位置でクイック起動に離そうとすると登録されず弾かれてしまうようです。

neofetch (写真右上)も自己満です。ただ情報を見てニヤニヤするだけ。実用上は必要ありませんね。


続いて設定です。

4Kディスプレイ向きに表示スケールを調整します。HiDPI設定というところでしょうか。

アプリケーションメニュー→設定→LXQt設定→外観
LXQt外観の設定→フォント 解像度(DPI): 192に変更

アプリケーションメニュー→設定→LXQt設定→セッション
基本設定→グローバル画面スケーリング スケール係数1.70
(多分これで適用になりますが、ならない場合は
セッション→環境→変数名 GDK_SCALE 1.7 QT_SCALE_FACTOR1.7にする)

その他外観はOpenbox設定(Qt版)などでも微調整できます。

「sudo -e /etc/environment」
日本語入力の環境を整えます。

GTK_IM_MODULE="fcitx5"
QT_IM_MODULE="fcitx5"
XMODIFIERS='@im=fcitx5'
を入力し、F2→変更されたバッファを保存しますか? y→ そのままEnter

「sudo -e /efi/loader/loader.conf」
起動時の待ち時間を短縮します。

timeout=0
に変更し、F2→変更されたバッファを保存しますか? y→ そのままEnter

「touch /etc/sddm.conf.d/autologin.conf」
「sudo -e /etc/sddm.conf.d/autologin.conf」

他のEndeavourOSデスクトップ環境では自動ログインが維持されましたが、
この環境では上手くいかなくなっていたので自動ログイン設定をします。

[Autologin]
User=●●(ユーザー名)
Session=lxqt
を入力し、F2→変更されたバッファを保存しますか? y→ そのままEnter

「reboot」
再起動します。



Windows98/2000の時代を思い出すシンプルなアプリケーションメニュー。必要最小限で飾り気のないアイコン類。かなり好みです。

パソコンを使う際に最初にQTerminalを立ち上げ習慣のように「yay」を入力し更新するだけで常に最新環境が保てます。WindowsUpdateに比べて短時間でシステムを最新にすることが出来るので、一回慣れてしまうとWindows仕草が面倒になってしまいます。こちらのサブ機のほうがメインWindowsノートよりもサクサク動くので、最近はもっぱらLinuxをブラウジングに使っていますね。
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