NEC LAVIE Home Mobile に ChromeOS Flex を導入

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現在のパソコンの構成 (サブ機)
NEC LAVIE Home Mobile
CPU:Core i3-8145U
SSD:AXE MEMORY PCIe Gen 3.0 ×4 NVMe M.2 2280 SSD 128GB (新品)
メモリ:4GB
液晶パネル:FHD ノングレア
電源:Sisyphy USB-C to Lenovo DC 11×4.5 mmにてPD充電



サブ機にMabox Linuxを入れた記事を書いたばかりですが、ChromeOS Flexに乗り換えてみました。Chromebookに入っているOSを他機種でも入れられるようにしたものですが、Chromebookに搭載されているChrome OSに比べて機能制限があったりと、すべての機能が同じではないところに注意が必要です。元々Chromebookを使っていたので、久しぶりのChrome OSとなります。

最近ではオフラインで使えるような機能拡張もされていることは知っているのですが、Chrome OSの良いところはGoogleサービスをオンラインであることを認識せずに、パソコンという形を通じて使えることだと思っており、その使い方が合うか合わないかの話だと思います。

長らくChrome OSを使うものから離れていたのは常時接続環境がなく、スマホでテザリングをしてインターネットをしていたという事情があり、現在はWiMAXで常時接続できる環境があるので、問題なく使えますね。

自分はクラウドベースのサービスばかり使うので、ローカルにデータを置くという使い方はあまりしませんし、ソフトをあれもこれもインストールしたりしないのです。特にサブ機であればその方向はメイン機よりも顕著になります。

他のLinuxを色々使ってみてからChromeOS Flexを入れてみたときに感じたことを数点書き残しておきます。


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①ディスプレイの解像度調整が絶妙なサイズにできる。

通常ディスプレイサイズは100%、125%などの大雑把な単位でしかスケーリングできませんが、ChromeOS flexの場合は95%などのサイズでも表示できます。面白いのが、設定されている解像度よりも幅広く表示する機能があること。

この機種の場合は1920x1080 (FHD)がカタログスペックですが、Chrome OS上では最大2194x1234での表示が可能です。Arch Linuxを元としたMabox Linuxではこのあたりのスケーリングを調整すると、文字がぼやけてしまったりイマイチ良い印象がありませんでしたが、細かく・簡単に調整できるあたりかなり素晴らしいと思います。文字も綺麗に表示されます。

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②Video Decorderが標準でハードウェアを使用できる

Windowsでは標準でCPU付属の内蔵GPU機能(ハードウェア)を利用して動画再生をしてくれますが、LinuxではVA-APIなどの仕組みを用いてハードウェアデコードを有効にする必要があります。しかも、これは必ず有効になるというわけではなく、使うブラウザによって対応状況が異なるという難解さもあります。

CPU性能が高ければ、ハードウェアデコードに頼らずとも4K動画なども再生できると思いますが、Windowsを使わず他OSを導入する理由の一つとして、過去の資産を活かしたいというのは少なからず存在するものだと思いますので、ハードウェアデコードが使えたほうが良いのは間違いないでしょうね。

Mabox Linuxでは設定をしてみたのですが有効化できず、ChromeOS Flexを導入してみたところ何もせずにハードウェアデコードが有効化されました。


Official髭男dism / ミックスナッツ 9歳ドラム叩いてみた
(上手いというのもそうですが、楽しそうなのがすごくいいね)

日本の女性若手ドラマーとして今後を期待しているきいちゃんの動画、1080p60をCore i3-8145Uで読み込んだところ、ハードウェアデコードなしではカクついて止まってしまいましたが、ハードウェアデコードありの環境ではファンも回らず快適に再生できました。

③ディスプレイの明るさがコントロールできる

そりゃあ当たり前だろうと考える方も多いと思うのですが、最小限の機能しか入っていないLinuxにはディスプレイの明るさをコントロールする機能がなかったり、機能があっても上手く動かなかったりします。

OSとして不足すると困る機能のバランスが考えられていて、初期状態で使っていて困ることがないのはとても良いですね。

④メモリ4GBでも動く

ChromeOS Flexは2022/09時点で4GBでも動作します。他のLinuxに比べれば要求スペックが高く、出来ることに比較してリソースを奪いすぎというのは納得できるところもありますが、Windowsでは4GBではまともに動作することは難しいことを考えると、十分すぎるメリットだと思います。ブラウジングして、動画再生してくらいの用途であれば、8GBは要らないでしょうね。

もっとサクサク感を求めるなら、CPUを新しい世代にしていったほうが良いと思います。

⑤圧倒的に楽

普段のアップデートで何も考えなくても良い。ネット繋いでれば自動というのが最高に楽。
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