シャープ ヘルシオ AX-XW500 購入

DSCF0607.jpg

8月中旬に自宅にシャープのヘルシオがやってきました。

ヘルシオはオーブンの一種ですが、メーカーでは「ウォーターオーブン」という名称を用いており、水だけで調理することが特徴です。ヒーターを使わないので、食材の水分を奪うことがなく、気密性のある構造から低酸素調理ができる≒美味しいということがウリのようです。

様々なメーカーの機種と迷ってヘルシオを選んだのは、蒸し調理も得意だということでした。

DSCF0609_20210828082151e15.jpg

冷蔵庫の上にギリギリ乗るくらいで、電子レンジを想像しているとびっくりする大きさです。オーブンは庫内が熱くなって冷蔵庫の上に置けないのでは?と思ってしまうのですが、この機種は上面から熱風を逃がす構造となっているため、メーカーの推奨では背面もこんなにスペースを取る必要がないようです。

DSCF0610_2021082808215277a.jpg

購入したのは最新モデルではなく、AX-XW500という機種です。最初は新品を買う予定だったのですが、中古で旧モデルが安く出ていたのでそちらにしました。現行モデル新品の半額程度で購入できました。

自分に必要なのは、食材の冷凍、冷蔵、常温や分量に関係なく、火加減や調理時間を自動で調節する「まかせて調理」機能がついているかいないかでしたので、旧モデルでもこの機能を搭載しているAX-XW500は選考条件としては十分でした。

最新機種になると、スマホと連携にてレシピを増やしたり、二段調理にて「まかせて調理」が使えたりと進化しているのですが、自分は元々一段しか使う予定がなかったので、ちょうどよく値ごろ感のある中古に出会うことが出来ました。

DSCF0611.jpg

フライパンなど鍋を使う料理に困っていなかった自分がオーブンを導入する際にすごく悩んだのが、購入したはいいがまったく使わないのでは?ということでした。過去に電子レンジを導入したときには結局半年で10回も使わず、あまりの使用頻度の低さに手放してしまったのでした。

まず、最近のオーブンレンジを導入するにあたって気持ちとして持っていなければならないのは、「常識を捨てろ」「機械を信用しろ」ということです。揚げ物には揚げ油を用意しなければならない、調理中は仕上がり状態をコントロールする必要がある、そういうものはオーブンがすべて制御してくれるのでまったく不要になります。

制御は機械任せですべてブラックボックスで行われるので、料理上手な人ほど違和感があるかもしれません。

最初こそ機械を信用していなかった自分も、出来てきた完成品を見るごとに高級オーブンレンジの凄さを感じることとなるのでした。

DSCF0612_20210828082155833.jpg

まず、トースト。専用モードがありますので、網に乗せてスタートします。待つだけで終了。簡単です。

DSCF0613_20210828083734c5b.jpg

裏面は自動では色がつきませんので気になる方は裏返す必要があります。ヘルシオではメーカーのホームページ等を見てもトーストをウリにしておらず、多分この問題が起きるからだと思われます。

この状態でもパン自体はしっかりパリパリしており、十分に美味しいので裏面はこのままで気にせず食べるのが良さそうです。制御はブラックボックスでありますが、仕上がり状態を簡単にコントロールする機能があります。トーストを仕上がり強めにすると少ししっとり感が少なくなってしまったため、「機械を信用できるか」が重要になってきますね。

自分みたいによくわからない人は何もイジらないが正解となりそう。

DSCF0614_1.jpg

DSCF0615.jpg

スーパーで売っている塩サバを調理してみた様子。専用モードがあります。タレにつけたタイプだと別のモードがあるので、多分焦げやすい・焦げにくい魚で判断を分けているのでしょう。

魚の仕上がりはとても良いです。まず仕上がり後に皮と身の間に膨らみが生じていて、皮がとてもパリパリです。身もしっとりしており、家庭でこの仕上がりが自動で出来るならば素晴らしいことなのではないでしょうか。

試しに魚を購入後すぐに個別冷凍したものを、同モードで焼いてみたところ問題なく焼けました。ただし、少し乾燥した仕上がりになってしまうようなので、生のままと完璧に同様とまではいかないようです。でも、美味しい。

DSCF0616_20210828083739acc.jpg

このあたりが意味がわからないのですが、上段で魚を焼きながら、下段でご飯を炊く機能がついています。どうやって制御をしているんだ?! (機械を信じろ)

確かにご飯が炊けました。普段は土鍋を使ってご飯を炊いているので、それには味としては叶いませんが、吸水させてすべてオート調理でご飯が食べられるってのは大きいと思いますね。少量炊き向き機能ではありますが、よく出来ています。

DSCF0617_20210828083740771.jpg

蒸し野菜。「まかせて調理」モードを使います。

食材別に制御を変えてくれるらしいので、硬さが違うものでも同じプレートの上でちょうどよい具合に仕上げてくれます。硬いカボチャもちょうどよい食感ですし、ブロッコリーも歯ごたえがちゃんとあります。凄い。

カブは初めて調理したのですが、皮を剥くのをこの時忘れてしまいました。でも、そのまま食べられましたよ。

DSCF0628.jpg

とうもろこし。自分の住んでいる地域では「きみ」と呼びます。確か品種はピュアホワイト (違ったらごめんなさい) [追記] ショコラホワイトでした。[追記終わり]
手動蒸しモード、仕上がりは強めでスタートするだけで、とうもろこしも蒸せます。

そういえば、ヘルシオは構造上塩分を落としてしまうので、お湯に塩を入れて茹でるような工程を代用するのにはあまり向かないかも。とうもろこしには食べる前に塩を振りました。

DSCF0629_202108280849485c0.jpg

忘れてましたが、冷凍させたパンを焼いてみたところ。問題なし。グッドです。

DSCF0631_20210828084949b12.jpg

少し焦がして色を付けたパン粉を用意する必要がありますが、とんかつも作れます。ちょっとこのときはお肉を厚めのものを選んだのですが、厚いと中が噛み切れないくらいの硬さに仕上がってしまうようなので、薄めで作るのが良いでしょうね。

油で揚げていないので美味しくないかと思いきや全然問題ないです。素晴らしい。


このような料理をするとトレイは汚れてしまいがち。トレイなどを汚さないように調理をしている人も見られますが、オーブンを使うと水を受けるトレイや水を入れるタンクの清掃も必要となるので、結局手間はかかります。

ヘルシオは料理が出来上がる時間を短くするものではなくて、コンロの前で仕上がり状態を常にチェックしているのを開放して、その間に作業を入れ込むことができる意味での時短ツールとなります。メンテナンスを怠ってしまう人には多分向きませんし、蒸し料理をしたあとの庫内は水分が付きまくりなので拭き取りも必要です。

現在ヘルシオシリーズには、「まかせて調理」機能がついている一段タイプのものは存在しませんが、メンテナンス時間を短くするという意味でも、二段より一段が好ましいと思う人は居そうなので、メーカーの方にはぜひ開発してほしいものです。多分ユニットを専用設計で小さくする必要があるので、高性能なセンサー部分の兼ね合いもあって、開発が難しいのでしょう。

個人的に気になっているのは普段二段調理をしないので一段分のトレイの置き場ですね。意外と大きいので邪魔なんです。あと、レンジ機能を使う際にはトレイは一切使えないので、二段分寄せる必要もあります。オーブンレンジは多機能を一台にというメリットはありますが、管理上シンプルではありませんので、そのあたり毛嫌いする方もいるかも。

ヘルシオには、トースターというカテゴリーでヘルシオグリエという小型モデルがありますが、この大きさに「まかせて調理」機能がついたら、一人暮らしの方はヘルシオグリエと電子レンジを用意するなんていう面白いこともできるかもしれませんが、上位モデルとの価格差がつけられませんし、通常のウォーターオーブンヘルシオとヘルシオグリエはカテゴリー違いだと思うので実現しないでしょうね。

DSCF0632_20210828084951f00.jpg

上記のとんかつを使ったカツ丼。

惣菜などもヘルシオであたためすると美味しく仕上がるらしいので、機会があれば試してみたいですね。

関連記事

このページのトップに戻る

コメント

名前
メールアドレス(任意)
WEBサイト(任意)
コメント
パスワード
  管理者にだけ表示を許可する

このページのトップへ戻る