第4回 北秋田美食LABO @コムコム調理室 (鷹巣 / 北秋田)

料理研究会である「北秋田美食LABO」。第4回目の開催は、2020/11/18。
秋田県では「ヤーコン」という食材を育てている農家の方が結構いるようなのですが、あんまり地元でも知名度が高くなく、調理法がわからないということだったので、研究会で実験メニューを作ってみることに
左側がさつまいも。右側がヤーコン。
10月~12月が旬で、ダイエット食材としても人気があるようです。食感は個人的には、れんこんのような感じ、独特の甘みが強いと感じました。炒めてもシャキシャキ感がまったく損なわれない不思議な食材です。

今回は、ムカゴという食材も使ってみることになりました。
山芋の葉の付け根にできる球芽のことのようで、実は食べられるのに気づかず捨てられることも多いのだとか。秋田県内の道の駅で稀に見かけることもある程度のようで、知名度は低いと思われます。でも、食材のことを知っている地域の方々は、いろいろな調理方法を知っているんでしょうね。

誤って、山で収穫後にそのまま放置してしまったなめこ。
自分は売っているなめこしか見ることがなかったのですが、なめこは水分が多いため収穫後にすぐに洗わないと、ご覧の通りカピカピになってしまうようです。

で、それらの材料を並べたのがこちら。
写真の中でも手前側に置かれた阿仁みそが目立ちますね!
秋田出身の演歌歌手 藤 あや子さんのブログでも紹介されている秋田県内産大豆使用した添加物を使用しない美味しい味噌です。

なめこは味噌汁へ。美味しい料理の王道ですね。

ムカゴとさつまいもは生姜と一緒に炊き込みご飯に。塩、お酒、出汁だけでシンプルに。

その間に、ヤーコン入の酢豚を作っていくことに。酢豚って自分中華的な調味料がドバドバはいると思っていたんですが、案外和風な調味料だけで出来るとしって驚きました。
小麦粉をまぶした豚肉を先にあげることで、フライパンにいれたときに味が染みやすくなる+水溶き片栗粉のかわりになってトロミがつくという効果があるようです。
素揚げした食材にソースを絡めるレシピのほうが一般的なようですが、この考え方もありだなぁと思いました。
料理って正解があるようでないと思うので、それぞれの違いを楽しみながら、最終的に美味しく食べられたら素敵ですよね。

ヤーコンを炒めていると少し透明がかったような感じになって、じゃがいも?という風に思えるのですが、実際にシャキシャキ感は残ったままですし、食べてみると甘いので脳が混乱してきます。

味付け。酢は結構いれても大丈夫そう。
この研究会のメンバーは、自分も含め野菜はクタッと派らしいですよ。

そんなことをしている間に炊き込みご飯ができました。とても良い香りです。

こんな感じで出来ました。
・ヤーコンとサンマ缶のサラダ
・ヤーコンの酢豚
・ムカゴとサツマイモの炊き込みごはん(2合)
・天然原木なめことネギのお味噌汁
サンマ缶は味付きのものを使用しましたが、結構ヤーコンの甘みの癖が強く酢を多めに調整しています。酢豚もそうですが、ヤーコンと酢は相性が良いかもしれませんね。




毎回色々な発見があって楽しいですね。

最後に告知。自分は参加できませんが、北秋田美食LABOが上小阿仁・大館の地域おこし協力隊の方々とコラボしてイベントをおこないます。
テーマ
『はじめてのクリスマスケーキづくり』
〜パティシエに教わる食用ほおずきのブッシュ・ド・ノエル〜
食用ほおずきの生産者とパティシエ、そして美食LABOがコラボとなります。詳しくは、ポスター記載のメールアドレスまで。
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