ベゼルが細いクラムシェル型ノートパソコン Dell XPS13 (9360) 購入

Inspiron 11 3000 2-in-1(3179)を購入したのが2017年の10月。CPU性能は価格面からすると、かなり頑張っていて、チープさをかわいい方向に仕上げることで欠点を魅力とした素晴らしいノートです。
Inspiron11を外出先に持ち出したときに、光沢液晶であることと、輝度が低いことがどうしても気になってしまって、外部の光が入りこむ環境では、見づらさを感じるのでした。
外部ディスプレイの存在自体がシンプルに見えないことでずっと気になっていたのですが、前から気になっていたDell XPS13 (9360) が5,000円引+20%OFFセールで第8世代Core i5を載せたノートが12万円になっていて、価格ゆえに悩みましたが、スペックから見ても確実にお得だろうということで購入。
現行モデル 9370からはUSB TypeAがなくなり、すべてCに統一されました。その分本体サイズは薄くなりましたが重量は変わらずで特に魅力を感じませんでした。

13.3インチノートですが、フレームの狭さのおかげで11.6インチパソコンと同程度のサイズを実現しています。
表面は結構傷が付きやすい印象で、自分みたいにバッグの中に様々なものをギリギリに詰め込む人が使うと、かなり使用感が出そうなボディーです。シルバーなボディーですが、光を当てる角度によっては濃い目の別の色に見えることがあります。

実際に11.6インチの大きさですから、キーボードの大きさも自ずとそのようなサイズになり、ノートパソコンのキーボード側面が幅があきすぎなデザインが嫌いな自分にとっては嬉しい作り。
キーボードのバックライトもついていて、低価格路線のInspironとはまったく別物だと感じました。ただ、基本的にカッコいいものにはあまり惹かれない自分なので、かわいい路線のInspironのほうが所有していては自分っぽさを感じます。
キーのタッチ自体はXPS13のほうが軽くて、Inspironのほうが深めです。好みの問題はありますが、Inspironのややチープで押し心地があるほうが好きですね。軽くタッチできる分、カフェで記事を書いたりする上では利点にはなりますが、そこまで静かというわけでもありませんから、静音を求めて買うノートではないのは間違いないです。
第8世代のCore i5-8250U (TDP15W) は、第7世代に比べてかなり性能があがり、PASSMARKで「7846」もの数字を叩き出すモンスターです。
過去に所有していた、HP EliteBook 8460wについていたのは、第2世代45WのCore i7 2670QMですが、同サイトで「5904」、HP ProOne600の第4世代Core i5 4570S は、「6770」となっていますから、そのレベルの性能がここまで省電力 [最大25W]で実現できるようになったことは素晴らしいと思います。 (瞬発で40W-45Wと書いている記事もありますが、それでも省電力です)
省電力になると、熱処理でファンを常に回さなくて良い分、低負荷作業時に静かに作業できると考え、実際にカフェでこの記事を書いているわけですが、キーボードのタッチ音以外はしませんから実に快適です。さすがに、図書館クラスとなると気を使うかもしれませんが、人の話し声がする環境では使用に問題はないと思います。
あと、Inspironとの大きな差はタッチパッドの反応の良さです。右クリックと同様となる二本指でのタップがInspironでは反応しないことがあったのですが、XPS13ではどんな状況でもさっと反応して気持ち良いです。ここまで反応がいいと、ダブルタップ→選択からのタップでファイル移動なども容易で、慣れればクリックボタンを押さなくてもほぼ無音状態でファイル操作が出来そうです。
キーボード右下のところにある指紋認証で、Windowsにログオンできるのも便利ですね。パスワード入力いらずというのは楽です。
参考までに
タッチパッドの使い方と設定 (Microsoft)

フルHD (1,920×1,080) を13.3インチで使うのはギリギリです。見えなくはありませんが、慣れが必要です。
なぜ、このサイズのノートになったかというと、外部ディスプレイで行っていた趣味のDTMをノートパソコン一台でこなした上に、モバイルできるノートが欲しかったからです。
外部ディスプレイもフルHDの解像度であり、文字の大きさは違えど表示範囲は同じです。外部ディスプレイはかなり離れたポジションにおいて使用していましたが、DTM時ならできる限りパソコンを近くにおいて使用すれば対応できるのではないかと思いました。
さすがに15インチノートなどを外出先に持ち出そうとは思わず、Windowsノートの他にChromebookを買い足そうかとも思いましたが、Chromebookで非光沢で輝度が高いモデルのラインナップは少ないとのことで、検討しましたが選択しませんでした。
現行モデル 9370にもフルHDモデルがありますが、ディスプレイが非光沢→光沢液晶になってしまったようで、それも現行モデルを選ばなかった理由の一つです (※どこかで読んだのですがどのページか忘れてしまいました)
フルHDモデルは色域はそんなに広くないようですが、とても良いディスプレイのように感じます。少なくとも外部ディスプレイにHDMI出力してたときよりも綺麗に見えます。

設置で納得がいっていなかったビフォー。
写真編集をする際に外部ディスプレイに光が当たらないと暗いので、LEDライトが壊れてしまってから光を当てるために手前に持ってきていたのでした。
どうしても外部ディスプレイがあると接続ケーブルが手放せませんから、ミニマリスト的な生活をしていると物が少ないがゆえ、その小さな部分が目立ってしまうのです。

(普段はタスクバーを右に固定して使っています)
アフター。
抜群のバッテリー持ちのため、電源を繋がなくてもしばらく使えそうです。 (現在カフェで1時間くらい作業して、Windowsのバッテリー残表記が13時間になっています / 75%のディスプレイ明るさ)
そういえば、メイン機と併用してGPD Pocketを導入したら良いのではないかとも考えて、結局電源をつないだ状態で使うのが推奨されていないということでボツになったんでしたっけ。
WindowsというOSで言えば、ストレスなく使えるサイズの下限は11.6インチくらいじゃないかと思います。そういう意味で、このXPS13はそのサイズにやや大きい液晶を入れてしまったわけですから、とても面白いノートパソコンになっているのです。個人的にはできるだけ小さいパソコンが欲しくなりますけど、小さいパソコンだと出来ることの幅はどうしても狭まっていく気がします。 (できなくはないが、やる気が起きない)
ディスプレイが回転するInspiron11 2in1を使っていたのは、DJ時にできるだけ設置スペースを小さくし、他のDJの方に邪魔にならないようにするためでしたが、XPS13は回転できませんから、その妥協がどれだけ影響するかは心配です。もともと、日々の生活の中ではタブレットモードでの使用はゼロでしたから、DJ時の特殊状況を除けばまったく必要としてないんですね。
それ以外の用途では、膝の上に載せてディスプレイ角度を調整してタイピングできるメリットがある分、クラムシェルのほうが向いているとは思いますから、満足度は高いと思われます。タブレットスタイルだとこれが出来ない。
最後まで比較検討していたのは、東芝 dynabook UZ63ですが、奥行きが現在のバッグに対してギリギリだったので選ばず。多分、ディスプレイはDellより良いのではないかと思いますけどね。デザインはDellのXPS13のほうが断然好み。
パソコンを買い換えるサイクルが早すぎるので、これでパソコン選びが終わればいいなぁ。。。
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