数が多ければいいってものではない
今後のお店選びとしてかなり影響が出そうな貴重な経験となりました。会津若松の居酒屋 ばんげや。
お通し。
会津若松は馬刺しが美味しいという話を聞いたので食べてみたけど、期待値が高すぎたせいか至って普通に感じてしまった。地元付近が馬肉を食べる文化がそこそこ根づいているからかもしれません。
種類豊富な日本酒がある という宣伝文句は、今までとても魅力的に捉えていた言葉の一つです。
豊富な種類があるならば、その中から迷って色々な種類の日本酒を飲み比べできるかもしれないという気持があったのですが、今回その感覚を改めることとなりました。
自分は日本酒は 「味」 というよりは、生産者や蔵に対するお店の愛みたいなものを重視します。お酒の知名度は初めて出会ったものの場合わかりません。超有名な日本酒だからといって頼むかといわれたらそうでもなく、銘柄で注文することは出来るだけ避けたい。
この前も別のお店で見て疑問に思ってしまったのですが、日本酒豊富な店に団体で来て、全員有名な日本酒をオーダーする。そこまでは良いのですが、その後に日本酒を飲むのをやめてビールをオーダーしていた。有名でない日本酒は無かったように扱われる、そんな感覚にひどくがっかりしました。もしかしたら、日本酒が苦手だったけど初めてということで挑戦してみたのかもしれません。事情はわかりませんし、押しつけであることはわかっていますが、なんだかブランドだけで扱われるのは寂しい感じがします。
さて、今回頼んだこのお酒で何故自分が考えを改めたかというと、これ生酒なのに製造が2013.6だったのです。
美味しい日本酒に出会ったらあとで探れるようにジャケを撮りたいということで、どのお店でも瓶の写真撮影させてくれるようにお願いをするのですが、その時にたまたま見てしまった。見なければよかったかもしれません。
通常の日本酒は火入れ工程を行っていますが、生酒と呼ばれるものは加熱処理を行っておりません。瓶の中のお酒がほとんど残っていない状態で長期間空気に触れることで、どれだけ味が変わるでしょうか。それは蔵の人が望んだ飲み方でしょうか。 (※誤解がないように補足しますが、日本酒には賞味期限はありませんし、通常飲めなくなることはありません)
日本酒には熟成という概念があるので、知識をもった上で期間を置くことが悪いことだとは思いません。ただ、既に売り切れて在庫がないお酒をメニューから消していないお店が、熟成について知識があるのでしょうか。
この経験から日本酒の魅力をしっかり伝えてくれるお店を選ぼうと思いました。
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コメント
生酒でこれはないですね。
店の方に聞いたらなんと答えるか。
飲み方も人それぞれ事情があるでしょうが、そういう場面を見てしまったらとてもガッカリしますね。
>> むーあ さん
必ずしもネット上の評価と、中身が一致しないものだとも改めて認識することとなりました。