人生フルーツ を 御成座で見る (大館)

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3月になり、地元大館の映画館、御成座では「この世界の片隅に」と「人生フルーツ」を上映しています。

人生フルーツは、告知がアップされたときから気になっていた映画なので、御成座での公開初日に見てきました。


『人生フルーツ』劇場予告編

ナレーション は 樹木希林さん。

生き方に共感するポイントは強くあったわけではないのですが、建築家ゆえなのか余白を大事にする生き方がとても気になりました。夫婦お互いが信頼しあい、気を使うことが自然にできるというのは相性の問題もあるのだろうけども、日々の生活の中に余裕がなければ、その行いすらまともに出来なくなるのではないかと思います。

自然を調和させたまちづくりという出来上がった表の顔ではなく、その裏にある小さなことが時間をかけて変わっていく感覚。コツコツと積み重ねることで確実に変化していく。それは、その周りの景色だけでなく、人をも巻き込んで感情にまで影響していく。

誰かを想う気持ちがなければ、手書きの札をあんなにも作るでしょうか。自分はあの札から優しさのようなものを感じました。それは相手が人であれ、お水を飲みに来る鳥たちであれ、対象は関係ないのです。

自分の人生は周りから物を減らして最小限の中で自分の好きを発見していく生き方、この映画では興味のもったものをコツコツ積み重ねて生活が構築されていく。まったくアプローチは違うし、室内の雰囲気も違うのだけど、どこか自分が好きと感じるような心地よさを感じる空間になっているのも興味深いです。

他人がどう言ったからと深く影響されることなく、自分の中に芯を持ってそれを軸に行動できる人は素敵だなぁと思います。人それぞれの人生があって、他人の人生の一部をドキュメンタリーとして見たわけですが、こういう映画はとても好きです。

この映画、DVD化される予定はないとのことで、気になった方は劇場で見てみてくださいね。
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コメント

お久しぶりです。
これ、NHKだっけかな?(めちゃくちゃ不確定)チャンネル回してる時に入ってて最後までみました。

自分にとって人生を考えさせられる内容でした。
これは色んな方にみてほしいです。

>> むーあ さん

消費する活動の延長上に人生を構築することが自分はあんまり好ましいと思ってはいなくて、このムービーから感じることは結構ありましたね。

良いムービーがたくさんの人に見てもらえたらいいですね。

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