スマートフォンの SoC と 使用時間の関係性

スマートフォンは普及時期はもう過ぎていて、これから各社売り込むのが大変な時期になってくると思います。

自分がスマートフォンに求めるものは、電池の持ちなのですが、調べてみるとSoCによって電力消費の傾向が異なるという記事がいくつかヒットします。

有名なSoCとしては、

Qualcomm のSnapdragon
MediaTek
HiSilicon の Kirin

でしょう。

実際にそれぞれのSoCを搭載した機種を持っているわけではないので、比較は出来ないのですが、ネットの情報によれば、Kirinは消費電力性が高いという記事を目にしました。

Kirin 650はプロセスルールが16nmで、QualcommのSnapdragonシリーズは最近でこそ14nmが出てきましたが、大体が28nmか20nmです。Qualcomm Snapdragon 625は14nmで、バッテリーの持ち時間を比較しているサイトでも軒並み持ちが良い結果を見ると、プロセスルールによって、バッテリーの持ちが変わっていると考えるのが自然だと思います。

MediaTek製のCPUは電力消費が激しいイメージで、他社のものに比べるとバッテリー容量が大きくても電池が持たないイメージがあり、MediaTek製は現状では避けてしまいますね。

最近ではスマートフォンが大型化して5.5インチが当たり前の流れになっているのですが、5インチ程度の端末 (解像度が低い) で、14nmあたりのSoCを載せる機種が増えてきたら、今よりも大幅にバッテリー持ちに対するストレスは減るでしょう。

現状でバッテリーが大容量と呼ばれる端末でバランスが良いのは、ZenFone Maxだけなような気がします。日本国内で技適の関係で使えないモデルとしては、Xiaomi Redmi 4(Snapdragon 625版)がバランスが一番良いなぁと思うのですが、日本国内で使えるモデルは最近はMediaTek製を採用している場合が多い気がします。

現在はmicroUSBからUSB-Cへのコネクタ変更時期で、Android7.0が普及する時期には、ほとんどの端末がUSB-Cになっているのかもしれません。Android7.0はDozeモードが進化しているらしいのでその機能もプラスして、効果が出そうですね。


自分はiPhone (iOS)に関しては詳しくないのですが、iOSって電力制御がとても上手いOSのように感じています。iPhone SEにはApple A9プロセッサ (14nm or 16nm)が乗っているということなのですが、バッテリーはたったの1,624mAhらしい。そのバッテリーの大きさで1日は普通に使えるらしいので、スリープ時の処理が上手いんだろうなぁ。

iPhone SEの後継モデルにApple Pay対応モデルが出たら4インチ端末では無敵になるのではないかと思います。それと同時期にAndroidが4インチディスプレイ+省電力SoC+Android7.0+バッテリーがそこそこ大きいモデルを出せたら対抗できる可能性は0ではありませんが、Androidのディスプレイ大型化の現状を見ると、そのようなモデルが出てくる可能性は低いでしょう。

いずれは150gを切るような端末でバッテリー持ちを気にしなくていい端末にスマートフォンを乗り換えたいと思っているのですが、現状では乗り換えるには中途半端な機種が多く、様子見ですね。
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