キングジムのポータブックの購入を検討した結果やはり要らない

モノを買うときにはなぜそれが欲しいのか、なぜ必要なのかしっかり検討をする必要がある。
今のタブレット+Bluetoothキーボード+Bluetoothマウスのセットで何が困るかといえば、外出時にセットアップするときに時間がかかることと、10インチWindowsタブレットが普段手持ちのバッグに入らないということ。そもそもこんな小さなショルダーバッグで理想の環境を持ち運ぼうっていう事自体無理がある。
つい最近キングジムのポータブックが2万円台に値下げされたようで、Atom x7 CPUが搭載された機種としてはかなり安い価格で入手できることになる。
Atom x7-Z8700はAverage CPU Mark 1936、Single Thread Rating: 552ということで、現在使っているDell Venue 11 ProのCore i3-4020Y Average CPU Mark 2192、Single Thread Rating: 832に比べて大きく劣ってるわけではない。DJソフトを最新版ではなく旧型を使っている関係上、シングルスレッド性能が現行と同じ程度欲しいので、もし動いたらいいなぁという希望をこめて購入したい欲が出てきたのです。過去の高すぎるポータブックの値段では検討することもなかった。
最近のCPUはマルチスレッドで性能を維持する方向になっているから自分みたいにシングルスレッド性能を検討している人というのはきっと多くない。もし、この552というシングルスレッド性能でDJソフトが問題なく動くとしたならば、ポータブックがmicroUSBで充電できること、フルサイズのSDカードが指せること、小型USBメモリをストレージとして挿しっぱなしに出来ること、そして何より持ち運びが楽になることを考えると悪くないのではと思ったんですね。
まず、サイズなのですが横幅204×153mmということで、写真のように本を2ついれたくらいと同等サイズ。A5サイズとのことなのですが、さすがに普段持ち歩くショルダーバッグにはギリギリすぎる。入らないと思っていたので入ること自体が驚き。
キーボード一体型の良いところはやはり今タブレットスタイルで微妙だと思ったところが解決されることにあるのですが、その手間暇が面倒ということだけであって、外出先でブログ更新するくらいならスマホで十分対応可能。
外出先でというか、旅先で大型端末がほしいとすれば、お店検索のときに食べログアプリが有料版でないと並び替えできないという点だったのですが、スマートフォンでもPC表示をすることで拡大縮小でなんとか使える。さすがにマルチタスクが出来るパソコンに比べると検索効率は劣るものの、Android7.0ではマルチウィンドウ機能に正式対応とのことで、マルチウィンドウ機能で両画面にGoogle Chromeを表示する方法 [Android 7.0 Nougat(ヌガー)]という記事も出てきているように、タブレットがあれば今よりももっと快適に使えるようになると思います。
WindowsというOSはディスプレイが小さくなると使いづらいOSだと思います。パソコンという形態で小型化に耐えうるとしたらChromeOSだと思うのですが現状では10インチ以下のChromebookは販売されていません。となれば、パソコンの代用を出来る可能性のある端末はAndroidタブレットです。
技術の進化でARM系CPUは高性能になっています。今後タブレットは薄型な方向性が強まるでしょう。Android7.0タブレットは現状では多くありませんが、Android7.0タブレットがたくさん出回ってきて価格が下がったときが、モバイル端末を追加するときになるかもしれません。
Windowsタブレットで現状のDell Venue 11 ProのCore i3-4020Yを置き換えるものは多分11.6インチ~12.5インチを狙うと予想していて、10インチよりも小さい端末で、ある程度の性能を検討する自分みたいなニッチ向けには商品が出てこないと考えています。小型Windowsといえば、GPD WINが面白い端末だとは思いますが、さすがに自分の用途には合いません。
キングジムのポータブックを導入することで、現状のWindowsタブレット用のキーボードとキングジムのポータブックのキーボードが手元に2つ存在することになります。キーピッチこそ同じような感じだとは思うのですが、現在のキーボードが変則配置というのもあって、2つを同時に使うと入力時に混乱する可能性も高いです。Bluetoothキーボードはどの端末で使っても同じ配列というメリットもあって、分割されていることをメリットととるか、デメリットと取るかで結構変わるような気がしますね。
複数台端末を所有することのデメリットはデータの同期が取りにくいところ。Windows機を二台持つと環境を揃えるのに苦労するので、一番良いのはChromebook、次点でAndroid。Androidでもアプリこそクラウドで同期してくれますが、ホーム画面の配置等を統一するのは手間暇かかる。
どうしてもキーボードをBluetoothで利用したいとするなら、Chromebitとタッチパネル対応のモバイルディスプレイを組み合わせればChrome OSが実現できそうな気もするけどそんなマニアックなことする人はいないよなぁ。そもそも、モバイルディスプレイにどういうラインナップがあるのか自分は知らない。Androidのほうが断然スマートだし、素直にChromebookを買えという話。でも、Chromebookは現状ディスプレイが大きい。
自分が理想とする形に着地しないときには買わないに限る。キングジムのポータブックは面白い端末だとは思うけど、買うことはないでしょう。
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