ブログを長い間書き続けると、引き出しから記憶が取り出せる

自分のブログ記事を読んでいると度々出てくるのだけど、過去に自分の書いた記事にリンクさせて、現在の記事と共通点のある話で補足することが多くある。

自分が経験したことを忘れやすいから2005年から今まで備忘録として書いているのだけど、店の名前も食べたものも覚えてなくても、店の場所などキーワードさえ拾えれば過去の経験を引き出しから取り出すことが出来る。

不思議なもので、名前も食べたものも覚えてなくても、記事を見ると、そのときにどう思っていたのか記憶が蘇ってくることが多い。過去の経験ということは無駄になることはなく、自分の中でしっかりと残っているものなのだ。

その時どう思ったかを正確に記事に落としておかないと、何年かたったときに記憶が書き換えられる。実際にその時思っていたことをウケが良いからといって少し盛り気味に書いたり、事実でないことを書いたりすると、あとで文章を読んだときに違和感が生じる。それは事実ではないから、記憶の片隅にある印象と一致しないのだ。

自分が記事を書くのは今注目を浴びたいから書くのではなく、将来忘れかけたときにその記憶を呼び戻すために存在する。ブログがSNSと違うところは過去記事が意味をもって検索にヒットするところで、そういうストック型なメディアであることが自分がブログを愛する理由の一つにもなっている。

ブログという名称はWEBLOGから来ている。Web上に残すLogである。ブログという媒体が残る限り自分は記録し続ける。反応があろうとなかろうと、頭で考えたことを書くというのはいつも楽しい。
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