TRIPPIN’21 - hiro:n [2001/ ヒートウェーヴ]

カッコイイ風に作ってるのに、地味にダサいという00年代前後のポップスミュージックが大好きな自分。カッコイイサウンドはモチロンいいのですが、ボーカルが下手だったりメロディーが冴えなかったりB級感が漂っているのはもっと好きなのである。そのアーティストが一発屋だったりすると、商業シーンに乗れなかったというのがヒシヒシ伝わってきて、結局売れるかどうかは宣伝できるかどうかなんだなぁと悲しくなるわけですが、個人的には音楽の良さは売上にまったく比例しないと思っているので、そういうアーティストを地味に応援したくなるのです。
といっても、応援するのが遅すぎて歌うのをやめてたり、路線変更したりしている人も多いんですけどね。hiro'nは今でも歌っているようです。
少し癖のある声のhiro'nは良い曲と並曲のバランスが取れずに、あんまり注目されなかったんじゃないかと思っています。でも、アルバム中の数曲は良く出来ていて今聞いてもダサカッコイイのです。マスタリングの関係か少しボーカルがキンキンするのが気になりますが、普通そこまで気にならないか。 (*言葉があれですが、ブログに取り上げるってことは少なからず気に入っているということです)
マーガレット - hiro'n
Aメロのエレピのさり気ない主張具合が実にオシャレ。リズムがツーステップを意識したようになっているのはこの当時のm-floやChemistryの流れを思い出しますね。
間奏部分のストリングスとティンパニーの音の絡みは実にインパクトがあり、May'nのDisco☆Galaxxxy のようなある層を狙ったディスコ時代への繋がりを感じさせる出来に聞こえる。
Summers - hiro'n
わかるだろうか、このソウルやAORを意識しているだろうサウンドセンス。それに日本語ボーカルが乗っかることによって生まれるダサカッコよさ。ボーカルおおおおお上手い!!!!っていう感動がないのが、このあたりのB級ポップスの良さであって、気楽に聞くことが出来るのがたまらないのです。
1:33からのサビ前の音があがっていく展開は気持ちいいですね。ストリングスの使い方も派手すぎず実に好印象。
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