claire - 花澤香菜 [2013 / アニプレックス]

せっかく音楽記事書いたのでこれもついでに紹介しちゃいましょう。
先に言っておきますが、いわゆる「アニメ声」がダメな人はまったく馴染めないどころか拒否反応すら示してしまうと思います。アニメ声優なのですが、特徴的な声すぎてライトユーザーな自分でも声を聞いただけでこの人だと覚えてしまうほど。
ROUND TABLEの北川勝利さんがプロデュースするこのCDは「渋谷系」と呼ばれていたジャンルのテイストがたっぷりで、この甘いボーカルとの相性は新しい時代を感じさせます。これをアニメ声優のCDだと判断するよりは、渋谷系の進化系と捉えるほうが楽しく聞けそうです。メジャーセブンスなコードを多用する北川勝利さんの曲は昔から好きでよく聞くのですが、とても良いアルバムですね。
● 花澤香菜『claire』と「“渋谷系”を終わらせたのは誰か?」という話 (日々の音色とことば)
● 花澤香菜「claire(クレール)」を聴きながら振りかえる 渋谷系×アニメ・声優の音楽史(概論) (postmarchen.tumblr.com)
音楽好きな人は上記のコラムを読みながら聞くと面白いかもしれませんね。
花澤香菜【シグナルは恋ゴコロ】叩いてみた
アルバムではこの曲が一番好きですねぇ。Bメロのコード進行が気持ちいい。
星空☆ディスティネーション - 花澤香菜
これも北川勝利カラーがたっぷりですね。CDに入っているのと若干音程がズレている気がしますが、感覚は伝わるかな (多分アップロードの関係)
決して歌は上手いわけではないのですが、トラックとの相性が合ってると思うんです。
夜をぶっとばせ - ピチカート・ファイヴ
正直自分は渋谷系に関して詳しいわけでもなく、いわゆる渋谷系という曲はあまり得意ではないのですが、日本の90年代に面白いサウンドを流行りとして取り入れた功績はすごいと思うのです。
恋とマシンガン - Flipper's Guitar
渋谷系という言葉自体が曖昧なものらしく定義自体がよくわからないのですが、ジャンルって曖昧でいいと思うんです。ジャンルに縛られて音楽が聞けなくなるよりも、良いと思ったものを辿る手がかりくらいで思っておけば。
シンセベタ弾きでグルーヴ感ないサウンドが台頭する時代ですが、グルーヴを感じられる曲がもっと表舞台に出てきて欲しいですね。
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