パーマカルチャーな考え方 森と風のがっこう (岩手県 葛巻町)

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半月ほど前に行った龍泉洞の帰り道、どこかご飯を食べれる場所がないかと遠路沿いをチラチラ見ながら走っていたらカフェがあるという看板を発見。曲がってみるものの道はどんどん狭く山の中に続いていて、そこから15分とか信じられないような看板。これ騙されてるんじゃないのっていうくらい走った場所にカフェがありました。

といっても,,,,,,看板の見間違いで土日しかやっていないカフェにはたどり着けなかったのですが。


ここは、森と風のがっこう。初めてここに着いた人にはなんの施設かさっぱりわかりません。事務所と書いてある場所があったので呼びかけてみたら管理している方が出てきたのでお話を伺いました。

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上外川分校跡を再利用し、自然エネルギーを軸に、子どもたちの学校以外での学び合う場を作り、地域の伝統的な暮らしや文化に触れることができる環境作りをしているそうです。

地元大館では「ゼロダテ」というアートプロジェクトがあり、それに近いものなのかという印象を受けましたが多分違うものだろうというお話をいただきました。地域を盛り上げるとか地域を別角度から見るとかそういう目線ではないようです。

「もったいない、ありがたい」を合言葉に、パーマカルチャーの手法を取り入れて循環型の暮らしが実感できる施設づくりを進めているそうで、実際にここで野菜を育てたり空き缶風呂などコンポストトイレなどそのような流れを感じられるものがたくさんあります。パーマカルチャーという言葉は聞いたことがありませんでしたが

パーマカルチャーとは、オーストラリアのビル・モリソンとデビット・ホルムグレンが構築した人間にとっての恒久的持続可能な環境を作り出すためのデザイン体系のことです。

この言葉は、パーマネント(永久な)とアグリカルチャ-(農業)あるいはカルチャー(文化)を組み合わせた造語です。

パーマカルチャーの祖、ビル・モリソンは、パーマカルチャーの目的を「地球を森で覆い尽くす」ことと言った。

人類が永久に存在し続けるために、農薬などで土地を痛めることなく、自然の恩恵を最大限に受けることに注力していく時代となりつつある。

パーマカルチャーは、伝統的な農業の知恵を学び、現代の科学的・技術的な知識をも組み合わせて、通常の自然よりも高い生産性を持った『耕された生態系』を作り出すとともに、人間の精神や、社会構造をも包括した『永続する文化』をかたちづくる手法である。
(安曇野パーマカルチャー塾 より)


という意味合いのようです。わかるようなわからないような.....この言葉が何を示すのかしっくり来るには経験が必要そうですね。

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自分にはない考え方をちらっと知ることができた気がして立ち寄ってよかったと思います。

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この葛巻町は酪農が盛んなようで、至るところに牛舎が見かけられます。役場のホームページにも

▼ 人口(約8千人)より牛の数(約11千頭)が多く、乳牛生産量、頭数とも東北一。食料自給率200%
▼ 特産のワインは、国産ワインコンクール銀賞、銅賞等を授賞
▼ 標高1,000mの山頂では、風力発電用風車が旋回
▼ 畜産・木質バイオマス発電、太陽光発電、木質燃料等の新エネルギーや「企業の森」の創設など環境対策に、先駆的に取り組んでいる町。エネルギー自給率80%


との記載がありますね。素敵な町だなぁ。
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