自分の判断能力の曖昧さ

自分の判断に自分自身で芯がないなぁと思うときがあって、HP ProOne 600 と M-AUDIO Keystation 61esを購入したばかりだというのに、既に飽きが来ているような感じがあります。

自分が一番最初に作曲機材を買ったのはいつのころだったでしょうか。

Sequelというループを組み合わせるタイプの作曲ソフトを買ったのが最初で、再インストール時につまづいて使えなくなりました。そのあと、Ableton Liveを買ったり、Studio Oneを購入したりするわけなのですが、作曲をはじめると圧倒的に自分のセンスがないことに気付きます。これは今に始まったことでなく、機材を買ったり売ったりして再開するたびに思うのです。

心地よいコード感というのはわかるのですが、8小節くらいを作ると途端にその先の展開が思い浮かばなくなって、メロディーすら浮かばないのです。

自分はソウルフルハウスという音楽が好きで、理想としてはそういう音楽を作りたいのですが、自分の作ろうとする曲はまったくそのような音楽とはかけ離れたものが出来上がってくる。出来上がってくるといっても数小節しか出来ていないのだから、完成にはほど遠いし、一度も出来たことがありません。

DJに関してはある程度自分の理想通りのプレイを出来ると思っているのですが、作曲に関してはやる度にやる気を失っていく。完成する気がしない、時間がどんどん奪われていく、一曲完成するまでの気力が持たない。


デスクトップ機を購入したのは、作曲を諦めきれずにまたやってみようと思ったからなのですが、2月18日に購入して、3月11日の時点で飽きるというのはどれだけ自分は飽きがはやいのでしょうか。デスクトップを買ったら良くなるかもしれないと思った判断能力の曖昧さが嫌になってくる。

デスクトップは確かに高性能であるし、マルチタスクをするにはとても素晴らしいものですが、いざ作曲をしないとなると所有意味が自分の中ではなくなってしまう。DJ用に持ち運びしているWindowsタブレットでも、ブログは書けるし、写真編集は出来るし、スペックが必要とする作業というのはほとんどないのです。

ダメな買い物をしてしまったわけではないと思うのですが、久しぶりにWindowsタブレットを起動してブラウジングしたり、ブログを書いたりしているのですが、小さいものは心地よいと改めて感じている自分がいます。

小さいものに触れているとすごく安心感があって、そのミニマルさを含めて愛らしさを感じる部分あるんです。21.5インチのデスクトップと10.8インチのタブレットではサイズ感が全然違うのだけれど、迷わず10.8インチのほうが所有したいと感じます。

所有してみては、買わなくても良かったのではと思うことが多くなってきたのは、現在の所有レベルが最小限に近いことを意味しているのだと思います。増やす選択肢を選ぶと、最小限が崩れてしまう。神経質な状態からは脱出したとは思うのですが、作曲という目的で買ったパソコンで作曲が上手く出来ないとなると、所有する理由は薄れてしまいますよね。。。

急激にやる気を失いつつあるので、また信じられない所有期間の短かさで新しく買ったものを手放してしまいそうです。購入する時の自分の判断能力は当てになりませんけど、手放して後悔したことってほとんどないんです。

ミニマリスト”しぶ” さんのような部屋が理想に近いかなぁ。
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