図書館という環境の居心地の良さ

この前、イオンモールつがる柏に行ったら、つがる市立図書館が敷地内にあることに気づきました。2016年7月に出来たようで、この前行ったときに2周年というお話をしていました。

自分はどうやら年々図書館という空間が好きになっているようで、利用者が静かに過ごすその環境の居心地がとても良いのです。


音楽を聞くのが大好きなのですが、普段は無音を好むところがあって、アパートにはテレビはありませんし、音楽を聞くモード以外のときは音を一切出しません。

図書館で一つの本を手に取り、その静かな空間の中で文章に目をやる。その傍らで、家では高速回線がないためセキュリティアップデートがたまりがちなパソコンや、Androidアプリの更新をしておく。コンビニなどでも更新したりしますが、本を読んでいる間に勝手に終わっているという感覚は、ストレスがかかりませんね。

休日に図書館に入り浸ることのできる余裕というのは、ミニマリスト思考を持つ前では考えられませんでした。休日には数分単位で予定を詰め込み、そのタスクを片付けることに一人で焦っていた感じに思います。自主的にやっていたのに、どこか自主的じゃない感じがあったような気もします。

歳を重ねて、「これをやりたい」という欲は日に日に少なくなっていくような感覚がありますが、自分にとって、その余裕というか、何もすることのない生活、何かをできるかもしれない生活というのは心地よいもので、今後はさらにこの方向に転んでいくでしょうね。

最近、終活の本などを読むと、結構面白いなぁと感じる部分があって、自分の中で興味のある対象が、ここ数年で大きく変化しているのかもしれません。

終活というのは、人生の最期を迎えるに当たって様々な準備を行うことでありますが、人が生涯を終えるときに、何を必要とするのか。逆にいえば、生きることで何に重きを置いていたのか。経験した人がそこから綴る言葉というのは、経験していない人が受け取る言葉としては重すぎるのかもしれませんが、「人が生きること」に関しての答えが詰まっているようにも見えます。

きらびやかな生活よりも、静かで、詰めこまないことを楽しめる生活を。そんなことを頭の中で考えるうえでは、図書館の静かさ、ノイズの無さは環境としては最適なんですね。
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