高性能なスマホなんて要らない Androidを「最小」で使うことを考えてみた

スマートフォンさえあればパソコンが要らない人は今では結構多いかもしれません。

ですが、スマートフォンでは情報検索スピードがパソコンの何倍も違います。慣れの問題はもちろんあるとは思いますが、マルチタスクでの作業はスマートフォンではやはり厳しい部分があると思うのです。

元々メインとして使っていないスマートフォンにデータを保存するという感覚がなく、データは全てクラウドに保存するので、今所有している携帯は8GBのストレージですが、足りないと思ったことはまったくありません。スマートフォンって自分にとっては外出先で最低限の情報を取得するためのツールにしか過ぎないので、高性能である必要もありません。

最近AppleがiPhone6sを9万円くらいで販売することを発表しましたが、9万円もスマートフォンにお金を払って何をするんでしょうか。Twitter、Facebook、ゲーム、それだけのために9万円の端末は必要なのでしょうか。数年前の端末を買ったとしても出来ることは変わらないような気がします。

自分がスマホでやりたいことはなんなのか、逆にスマホでなければ不便なことは何があるのかを見つめなおすことで、自分に必要なスマホがどのようなものかがようやくわかります。使い方がわからずにスマホをただただ買ったとしてもそれは高いオモチャになります。

そこで自分の中でのAndroidの「最小」を考えてみました。

Screenshot_2015-09-11-20-27-47.png
(アイコンは3K MNML Whiteを使用 / 機種 covia FLEAZ F4+)

まずホームアプリは、Apex Launcherです。壁紙は必要ありません。

Androidには通常アプリ一覧のボタンがありますが、使うアプリはそんなにありませんのでアプリ一覧のボタンは削除していますし、アプリへのショートカットはこの画面のみで左右にフリックしても他のページがありません。それくらい自分がスマートフォンでやりたいことってないんです。

自分が使いやすいポジションから割り出して、左下によく使うものを集めています。

feedly (RSSリーダー / アプリ)
Tasks Free (GoogleTasks同期 / アプリ)
LINE (連絡ツール / アプリ)
K-9 Mail (メーラー / アプリ)



このあたりは必須です。feedlyはパソコンよりモバイルのほうが情報チェックしやすいと思っています。どのアプリにしてもデータは全てパソコンと同期されているので、片方で閲覧や編集をすればそれが反映される仕組みになっています。

今スマホに入っている全てのアプリはパソコンと同期されるものばかり入れてあり、アドレス帳もブラウザブックマークも全てリアルタイム同期です。

Facebook (ブックマークショートカット)



Facebookの情報はリアルタイムで取得する必要がないことに気付きました。LINE・Gmailはプッシュが欲しいのでアプリが必要ですが、プッシュの必要がなければブラウザでWEBにアクセスすれば情報は取得できるのです。

というわけで、Facebookアプリと、メッセンジャーアプリを削除。意外とモバイルサイトからアクセスしたほうが軽いサイトってあるんですよ。

あとでブラウザについては説明しますが、Chrome Betaを導入しているのでショートカットを置きたいページを開いて、メニューから「ホーム画面に追加」を押すと一発でそのページを開くことができるショートカットを設置できます。

FUJIFILM Photo Receiver (FUJIFILM製カメラから写真をスマホに転送する / アプリ)
ギャラリー (Android標準アプリ)
Shazam Encore (マイクに音楽をきかせると曲名を割り出す / アプリ)
フラッシュライト - Tiny Flashlight (カメラのライトを光らせて懐中電灯代わりに / アプリ)



右下にある4つがこれらです。

まず、自分はスマートフォンで写真を一切撮りません。スマホでカメラが必要なときはLINEのQRコードを読むときくらいで、その他に必要なシーンはありません。全てデジカメで撮った写真を専用アプリで転送し、SNSなどにアップロードします。元データはパソコンで編集しますので、SNSにアップしたらギャラリーからは写真を削除します。したがって、スマホ内に写真データもありません。

Shazamとライトのアプリは、個人的に必須なものなのでどうやっても外すことができません。

電卓 (ブックマークショートカット)
OneDrive (ブックマークショートカット)
快活クラブ (ブックマークショートカット)
Yahoo! 地図 (ブックマークショートカット / 人のアイコン)
Yahoo! カーナビ (アプリ)



実際使ってみるとわかると思うんですが、今って大体アプリがなくてもモバイルサイトにアクセスするとやりたいことが出来るんです。googleで「電卓」と検索すると電卓アプリ要りませんし、OneDriveもモバイルサイトからアップロード・ダウンロードが可能、Yahoo!地図に至ってはGPSオンにすると現在位置をリアルタイムで取得してくれるから徒歩ナビになりますし、快活クラブはアクセスすると会員証のバーコードのページを開けるので、実際に会員証がなくても使える。

Yahooメールもモバイルサイトがよく出来ていて、未読から既読にする操作などが結構洗練されていると思います。

Yahoo! 地図で現在位置からのルート検索をかけると、乗り換え情報も出してくれるので乗り換えアプリも不要。もし詳しく知りたかったらWEB検索すれば十分それで対応出来ます。

Chrome Beta (ブラウザ / アプリ - ホームボタンで起動)
時計 (アラーム機能 / Android標準アプリ - スワイプアップ)
Giza (Twitterクライアント / アプリ - スワイプダウン)
Google Play (Android標準アプリ - メニューボタン長押し)



ブラウザなどはどこにあるの? って思った方がいたら鋭いです。

ホームアプリのApex Launcherには、ホーム画面での操作にアプリ起動などのショートカットを割り当てることができるので、そこにも機能を割り当てています。通常ホームボタンを押すとアプリ一覧ですが、アプリ一覧を開くほどアプリがないので使用頻度が一番高いブラウザ。

ホーム画面の右上にアイコンを設置しないのは、右手でスワイプアップ・スワイプダウンの動作を良くするからで、この場所をあけておけばすんなりとTwitterアプリ・アラーム画面を開くことが出来ます。

Google 日本語入力 (IME / アプリ)
SMARTalk (月額0円からの通話 / アプリ)
iBattery (画面を消している時に通信をさせないようにして節電 / アプリ)



一度設定しまうと再起動しても端末起動時に一緒に立ち上がるので、ホーム画面にショートカットを置かなくても良いアプリ。

Google日本語入力は、フルスクリーンモードが便利です。打ち込み欄が狭いものでも拡張してくれるので文字を打つのが楽になります。個人的には圧倒的にATOKよりも使いやすいです。

SMARTalkは月額料金を下げてスマホを運用する上では絶対外せないアプリで、自分は090/080の番号を捨てて今はこの番号のみで運用しています。年間を通して絶対に通話が必要な機会というのはほぼ無くて、経験上メールやLINEでの連絡が面倒くさいからという理由でかかってくるものが多いです。昔から自分からの連絡は100%文章に残るツールで送りますので、そんな人にとっては電話番号を維持するということ自体が一番の無駄なわけです。 (極端にいえば別に通話したかったらLINE通話でも良いわけです)

メールにしろLINEにしろFacebookメッセージにしろ通話にしろリアルタイム性を求められるものが自分にはないと思っています。通話でもしリアルタイムで連絡が取りたかったらたくさん連絡をよこすか、留守電サービスに一言何か入れるだろうし、そういうシチュエーションというのは今まで数えるほどしかないのです。

というわけで、最近iBatteryを導入しバックグラウンドでの通信を極力OFFにすることにしました。なので、自分がスマホを触っていないときに電話をかけると一瞬で留守電サービスに繋がるという仕様になっておりますので、通話機能はほぼ使わない前提での運用となっているわけです。

自分の中ではこれくらいしかスマホでやりたいことがないみたいで、高性能なスマホなんてまったく要らないよなぁって最近思うのは、こういう使い方を考えていたところから出てきた結果なのです。

カメラ
カレンダー
カレンダーの保存
サウンドビジュアル壁紙
システム更新
バブル
ファイル管理
フェイスアンロック
フェーズビーム
フォトスクリーンセーバー
ブラウザ
ブラックホール
ベーシックスクリーンセーバー
マジックスモーク壁紙
メール
メッセージ
音楽
音声レコーダー
電卓
Androidキーボード (AOSP)
Androidライブ壁紙
Googleテキスト読み上げエンジン
Music FX

※アプリ一覧は機種によって差があります



参考までに無効化したアプリ一覧です。
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