ソウリズムファイナルありがとうございました

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イベントをやろうと思ったのは、2010年頃。大館でカルマというDJイベントが行われていて 、それに影響を受けてもっと幅をぐっと狭めて専門的なイベントをやろうと思ったのが最初でしたね。カルマは現在でも続く大館では有名なDJイベントとなっています。

ソウル+リズム=ソウリズム。ソウルフルな音楽だったら何でもOKみたいなイベントでしたが、なかなかソウルフルという文化を簡単に伝えるのが難しかったですね。ソウルフルな音楽って頭で理解するものじゃなくて、聞いてイイなぁと思うものだと思うので、やっぱり実際に聞いてもらうのが言葉に書くよりも絶対簡単でわかりやすいんです。

機材面では一番最初に始めた時からファイナルに至るまでの間にかなり増強しました。グライコは増えたし友達からアレンアンドヒースのミキサーも貸していただいたりと音響面ではかなり追求できるイベントとなったような気がします。PA機材は毎回イベントの度に持ち込み設置し、前回思いついた改善点を直しながらどうしたら長時間イベントにいても苦しくなくて、音楽を心地よいと思ってもらえるか常に考えていました。

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DJ MAEDA。MIDIコン操作しているように見えますが、CDJ触ってます。

彼とは北秋田にあった音楽系のお店で知り合いました。ジャンルにとらわれない自由な発想力でプレイしていくスタイルは実に興味深いですね。

ソウリズムは曲がイベント最後まで止まらないDJ文化を前面に押し出そうとしていましたが、途中から方向転換してライブなどを盛り込んだ現在の形に。自分がやりたいのはクラブ文化を真似ることではなくて、心地良い音楽をイベント中に伝えたいということがわかったからです。

当初はクラブのような音作りを目指していましたが、心地よさを追求するうちにどんどんクラブサウンドからは離れていきました。低音を過度に出し過ぎない雰囲気を重視したサウンドスタイルに。ソウルフルな音楽の大事な部分は "ボーカル" です。

一番にボーカルを聞こえさせることを考えて、その周りの音をバランス調整していくと会場の規模から考えて低音はだいぶ小さくなるのです。もちろん会場が広ければ低音もその分出せますが心地よい音ということを考えた時に低音は圧迫感しか与えず長時間楽しむには悪い効果しか与えないことが多い。騒ぎたい人には物足りないかもしれませんが、意外と人間ってその環境に慣れてしまうもので逆に低音が出過ぎていないことが心地よさをプラスさせることがあるようにも思えます。音響面に関してはイベントを通してかなり勉強になりましたよ。

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KAZUKIとeмiсo。

ライブの "質" にもコダワリました。ボーカルが心地よく聞こえないライブはせっかくその人がいいモノを持っていてもどこか損をしている気がします。

eмiсoは付き合いとしては長いのですが、本格的に絡んだのは社会人になってから。日本のR&Bが好きで、ソウリズムに興味を持ってくれて一番最初から最後までイベントに関わってくれた唯一のメンバーです。今回ボーカルエフェクターを導入してみたのですが、聞いている人には心地よい雰囲気が伝えられたかな。

KAZUKIはカルマで初めてみたときからソウルフルでカッコイイなぁと思っててソウリズムでも歌わないかとオファーしたんです。70'sソウル・ミュージックが好きなようで、声質もかなり素敵だと思います。機会があったらもっと色々なところで歌うことに挑戦してもらいたいですね。

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そして今回ゲスト参加で仙台から来てくれました、DJ MUCKさん。

とても優しい感じのオーラが出ている方で、80年代のファンク・ミュージックの話をしたりと、かなり音楽的に近い部分が好きそうなんだなぁというのをリハの時から感じていました。DJ歴も経験も豊富で、勉強になることばかりでした。

ディスコ・ミュージックのカットインセンスがずば抜けてかっこ良く、タンテを止めたと思いきやそこからぶっこまれるNJSの代表曲、Bobby Brown の Every Little Step。良い音に時代は関係ないというのをマジマジと目の前で見せられまして、音楽ってやっぱ素敵だなぁと感じましたね。ファイナルにして本当に出会えて良かったです。感謝です。

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差し入れもらいましてかなり感動してしまいました。本当にありがとう。

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日は開けて本日ソウリズムの機材を撤収しにいってきました。自前のPA機材があったから成りたっていたソウリズム、ケーブルを一本一本外す度に記憶が思い出されます。

この機材は自分の手元から離れて使われることが決定しています。大館でジャンルや形式は違えども音楽を流すために機材が使われるのは嬉しい事ですね。大事にされるとイイね。

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ソウリズム初期で使っていた入場確認用のハンコ。これも友達に作成してもらったものでした。


たくさんの人の協力でやってきたソウリズムは無事ファイナルを迎えました。イベントとしてはこれで終わりなのですが、新しいスタートと捉えてもっと自由に音楽に触れ合えるキッカケになるのではないかと思います。ソウリズムを楽しみにしていただいた方ありがとうございました!
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